|
|
鹿児島大学大学院全学横断型教育プログラム
「島嶼学教育コース」
全学横断型教育プログラムとは?
近年の学問の学際化・融合化により、幅広い分野の知識と柔軟な思考能力をもつ人材が求められています。これらの社会の要請に応えるための取り組みのひとつとして、鹿児島大学は大学院を横断して体系的に履修するプログラム「島嶼学教育コース」を2010年度創設しました。
島嶼学教育コース
鹿児島大学では、南西諸島からアジア・太平洋島嶼域を重視した多様な教育・研究をおこなってきました。これら島嶼に関する様々な分野の授業科目を履修することにより、島嶼地域の様々な要請に応え、国際島嶼社会でも活躍できる人材育成を目指します。プログラムの所定の単位を修得した学生には、大学院の課程修了時に修了証を授与します。
このプログラムを開始するにあたり、コア科目「島嶼学概論I:総合島嶼学(野田・長嶋)」および「島嶼学概論II:島嶼自然環境学(河合・山本)」が新設されました。国際島嶼教育研究センターの教員が担当します。(毎日新聞で紹介されました→こちら)
(鹿児島大学大学院全学横断型教育プログラム 島嶼学教育コース 島嶼学概論I・II 平成23年度活動報告書はこちら(PDF))
島嶼学教育コース開講科目
コア科目(国際島嶼教育研究センターの教員が担当)
島嶼学概論I:総合島嶼学(野田・長嶋)
島嶼学概論II:島嶼自然環境学(河合・山本)
オープン科目
植物生態学特論(理工学研究科)
文化人類学特論(人文社会研究科)
離島医療学(医歯学総合研究科)
水圏生態学特論(理工学研究科)
国際農業資源学特論(農学研究科)
離島・遠隔保険学特論(医歯学総合研究科)
島嶼・海浜生物教材研究(教育学研究科)
水圏環境保全学特別指導(水産学研究科)
--------------------------------------------------
国際島嶼教育研究センターの教員が担当する
島に関する主な授業は下記のとおりです。
・大学院
「島嶼学概論I:総合島嶼学」(前期)
「島嶼学概論II:島嶼自然環境学」(後期)
・学部・共通教育
「南太平洋多島域」(前期)
東南アジア島嶼部を含む南太平洋多島域は,文化的,自然的に連なるスペクトラムである.この多島域は大小様々な島々から成り,自然環境は変化に富み,人々の生活ぶりはその自然および歴史に根ざした文化環境と深く結び付いている.他方,日本も太平洋に面し,多くの島々からなる島国で,南太平洋多島域と,自然的,文化的に深く結びついている.私たちの住む地域と隣接した位置にあるこの多島域の正解について,多面的に理解し,科学的に深い洞察力を養うことを講義は目指している.
「島のしくみ」(後期、集中講義)
鹿児島県の特徴として鹿児島市とそれ以外の自治体の規模の違い,それと離島の存在があげられる.鹿児島県では鹿児島市への人口集中に伴い,郡部の過疎化と高齢化が進み,大きな不均衡が生じてしまった.この状況は離島ではさらに著しいものとなっている.鹿児島県の多くの離島は自治体の合併によっても効率化は期待できないであろう.しかし,環海性,隔絶性,狭小性などの制約の中で,離島では優れた自然環境の中で貴重な歴史文化を育てており,地域の多様性が保全されている.また,離島の地域社会では伝統的な共同体が地域活性化の原動力となり、自らの英知と努力により多種多様な地域おこしの取り組みが行われている.鹿児島大学も直接・間接にかかわっている.この授業では与論島の経験豊かな実務者による講義が中心となっており,与論島の現況や取り組みについて理解するとともに地域社会の在り方や活性化について考える.
「鹿児島探訪ー離島対策ー」(後期)
鹿児島県には幾多の島々が点在し、北は東町の獅子島から南は与論島まで、南北約600キロメートルにわたっており、27の島々に人が住んでいる。これらの島々の総面積は全国第1位で、約2,500平方キロメートルに及ぶ。この広範囲の地域では、気候や植生などの自然環境や、風習、言葉などが大きく異なり、時たま訪れる我々に感動を与えてくれる。しかしながら、交通の便が十分でない上に、産業基盤が弱く、医療の遅れ、病害虫対策など、島に住む人々は様々な問題にも直面している。この授業では、主に鹿児島の離島の現状を自然、文化、経済、産業、教育、医療などの視点から分析し、島嶼圏の開発や活性化の方策を考える。
|