| センター長より |
| Message from Director |
平成22年4月に鹿児島大学多島圏研究センターが改組され,鹿児島大学国際島嶼教育研究センターとなりました.その前身は昭和56年から7年間存続した南方海域研究センターで,その後昭和63年から10年間存続した南太平洋海域研究センター,そして平成10年から12年間存続した多島圏研究センターです.
鹿児島大学は,本土最南端に位置する総合大学として,伝統的に南方地域に深い学問的関心を抱き続けてきており,多くの研究により成果あげてきております.これまでのセンターが研究対象地域としてきたオセアニアおよび周辺海域は,オセアニアという言葉が海洋を意味することからもわかるように海洋が圧倒的な部分を占める領域で,さらにオセアニアの大部分を構成するミクロネシア・メラネシア・ポリネシアはネシアという語尾が示すように島々からなる海域世界です.センターではこのような領域を対象として,熱帯・亜熱帯の太平洋地域に展開する個々の島あるいは複数の島々が国家や地域を構成する,大陸とは異質の自然・人間・文明上の特色を持つ空間に関する成果を蓄積してきました.
今回の改組は,鹿児島大学憲章に基づき,「鹿児島県島嶼域〜アジア・太平洋島嶼域」における鹿児島大学の教育および研究戦略のコアとしての役割を果たす施設とし,将来的には、国内外の教育・研究者が集結可能で情報発信力のある全国共同利用・共同研究施設としての発展を目指すものです.これからも,島嶼域の問題について,本大学の資源を集中し先進的かつ統合的な教育・研究を推進するとともに,各研究成果を地域に還元し,鹿児島大学の研究科横断的な教育システムにも役割を果たします.
平成22年4月5日
センター長 野田伸一
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