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国際島嶼教育研究センター第189回研究会
2018年7月23日(月)16時30分 総合教育研究棟5階

「奄美大島のマダニとダニ媒介性ウイルスの生活環」

松野啓太(北海道大学大学院獣医学研究院)


[要旨]
 マダニによって媒介されるウイルス感染症が世界各地で問題となっている。日本においても、重症熱性血小板減少症候群ウイルス(SFTSウイルス)、ダニ媒介性脳炎ウイルス感染による死亡例が報告されている。一方で、既に問題となっている病原体以外のウイルスについては、ウイルスの遺伝的多様性やマダニ中での低いウイルス力価などが障壁となって、ほとんど研究されていない。そこで、我々のグループでは先回りでダニ媒介性ウイルス対策を行うために、日本国内外でマダニにおける病原ウイルスの網羅的探索を試みている。日本国内ではこれまでにマダニ約3千個体を採集(そのうち約百個体を奄美大島および徳之島で採集)し、国内で問題となっているウイルスおよびその類縁種を検出したところ、様々なマダニ種に多様なウイルスが浸潤していることが明らかとなった。特に、SFTSウイルスを含むフレボウイルス属のウイルスについては、マダニと共進化しながら病原性を獲得している可能性が示唆される結果が得られた。本研究では奄美地方のマダニからウイルスは検出されなかったが、引き続きモニタリングを継続していきたい。


採集用の旗についたマダニ


葉っぱの裏にひそむマダニ



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