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国際島嶼教育研究センター第193回研究会
2019年1月15日(火)16時30分 総合教育研究棟5階

「なぜダニ類は昆虫以外の陸上節足動物の中で最も種数が多いのか?」

島野智之(法政大学自然科学センター)


[要旨]
 クモガタ綱(蛛形綱)のうちダニ類だけは捕食性のほかに、寄生性、食植生、食菌性、腐食性など様々な食性を示し、体を小さくし、地球上のあらゆる環境、あるいは隙間環境にもぐりこんで生活することができる。ダニ類は、大袈裟な言いかたをすれば「この地球上はダニだらけ」なのである。しかしながら、日本に記録されているダニ類は2000種そのうちヒトの血を吸うダニはわずか1%、自由気ままな他のダニ達は迷惑しているに違いない。
 そんなダニ達は、地球上のあらゆる環境に生息している。陸上中心ではあるがダニは深海から高山までに生息している。ダニ類と昆虫類はともに、海中に生息していた節足動物の祖先が陸へ上陸し、陸上で発生したと考えられる。しかし、昆虫類は海へ再び進出することはできなかった。
 世界で約 1 万種が記録されている分解者としての土壌ダニ、ササラダニ類は、多様でかつ奇妙奇天烈な姿をしている事で知られている。ササラダニ類は他のダニ類のように、素早いスピードで動くことが出来ないため、様々な防御戦略をとることによって、形態的な多様性を産みだしていると考えている。ササラダニ類を中心に島嶼調査を紹介する。他の自由気ままなダニ達についてもその奇妙な生態について触れたい。


図1. モンツキダニの仲間(分解者としての土壌ダニ:ササラダニ類)(走査型電子顕微鏡像に着色)島野原図


図2. カブリダニの仲間(生物農薬としてのダニ:トゲダニ類)(走査型電子顕微鏡像に着色)島野原図


図3. イトダニの仲間(捕食性土壌ダニ:トゲダニ類)(走査型電子顕微鏡像)島野原図



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