国際島嶼教育研究センター
トップページヘ
島嶼研紹介
スタッフ紹介
プロジェクト
教育コース
研究会・集会
 >研究会の案内
 >これまでの研究会
 シンポジウム

 >公開講座
出版物
データベース
アジア・太平洋Now
リンク集
お問い合わせ
特別研究会のご案内
国際島嶼教育研究センター特別研究会
日時:2023年11月27日(月)16時30分〜
場所:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室


*講演は英語で行われます。

参加(対面式・オンライン)には事前登録が必要です参加登録方法


「バングラデシュDublar Char島の漁師の驚くべき生活と生計」

 Md. Sagir Ahmed, Md. Umar Faroque and Sujan Kumar Datta(ダッカ大学動物学科)  


 
[要旨]
 バングラデシュは、面積147,570 km2、人口は1億6,000万人を超え、海岸線はベンガル湾の北端に沿って710 kmに及ぶ。Dublar Charはバングラデシュの島で、面積は66.5 km2、Bagerhat地区のSundarbansマングローブ林Sharankhola区画の沖合に位置する。この島は最も重要な沿岸島の一つであり、巨大な漁業資源と最大の乾物加工場を有する。11月1日から3月31日まで、Dublar Charにおける漁業者の生活と生計、漁期中の漁獲構成について調査を行った。漁獲期間中、漁業、乾物加工などに従事する人口は約25,000人であった。生計調査は、アンケート、半構造化インタビュー、フォーカス・グループ・ディスカッション、キー・インフォーマント・インタビューを用いて行った。年齢層、教育、収入、生活環境、宿泊施設、クレジット・システムなどが調査から明らかになった。この島では、女性の滞在はタブーとされているため、人口のほぼ100%が男性であった。定置網やbehundi jalによる漁獲が90%以上を占める。Dublar Charは、年間1,590万米ドルの乾燥魚と1,360万米ドルの活魚を国に供給している。定置網漁の主な問題のひとつは、対象外のアンダーサイズの魚が漁獲されることであり、これは生物多様性にとって深刻な脅威である。私たちの漁獲構成データから、乱獲と違法漁獲行為が島の水生生物多様性を脅かしていることが示された。今回の調査では、人々は医療施設を利用することができない、飲料水の危機が深刻である、といった問題に悩まされていることがわかった。この島には漁師のための病院も銀行もない。

図1:An aerial view of Island with fish drying beds


図2:Fish landing for drying




(これまでの研究会についてはこちら
(シンポジウムの案内はこちら
(公開講座の案内はこちら
(過去の特別研究会等の案内はこちら





Webmaster: YAMAMOTO Sota sotayamacpi.kagoshima-u.ac.jp
(c) Copyright KURCPI