国際島嶼教育研究センター特別研究会
日時:2023年4月10日(月)16時00分〜
場所:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室
*講演は英語で行われます。
参加(対面式・オンライン)には事前登録が必要です→参加登録方法
「マルタの幸福度を測る」
マリー・ブリグリオ(マルタ大学)
[要旨]
この発表では、幸福と幸福度に関する最新技術の概要を説明する。そして、幸福度に関する 3つの問題について考えていく。(1)幸福度はどのように測るのか (2) 幸福度を高めるものは何か (3) 政府、企業、個人にとってどのような意味を持つのか。さらに、地中海の島国であるマルタの幸福に焦点を当てます。他の国(地中海、ヨーロッパ、世界)と比較したマルタの幸福度の状態や、生活の質に関する課題についての最新情報を共有する。最後に、単なる経済成長ではなく、幸福度を追求するための各国の取り組みについて紹介します。
「地中海地域における気候変動の影響と気候変動に強い地域づくりについて」
ステファノ・モンカダ(マルタ大学)
[要旨]
この発表では、地中海地域における気候変動の影響について、沿岸地域と島嶼部に焦点を当て、さまざま知識を統合し、気候変動の影響に対応できる持続可能な開発の道筋を明らかにする。地中海沿岸の人口の3分の1(約1億5千万人)は海の近くに住んでおり、海のすぐそばで開発された基幹施設に依存している。地中海沿岸地域の40%以上は、建築物やその他の方法で改修工事が施されており、海面上昇と異常気象の組み合わせによって引き起こされる沿岸の洪水や浸食に対して特に脆弱である。さらに、沿岸の帯水層への海水の浸入(海水侵入)や沿岸の生息地の劣化にも脆弱であり、人間や経済活動の集中により、沿岸生態系の劣化が進んでいる。この発表では公平で持続可能な地域づくりのために、沿岸域管理における新たな問題やさまざまな社会経済グループのリスクへ対処するための情報を紹介する。
(これまでの研究会についてはこちら)
(シンポジウムの案内はこちら)
(公開講座の案内はこちら)
(過去の特別研究会等の案内はこちら)
|