文部科学省特別経費プロジェクト

薩南諸島の生物多様性とその保全に関する教育研究拠点整備

[2020.2.7]

奄美群島の生物多様性シンポジウム「薩南諸島の生物多様性とその保全に関する教育研究拠点整備」成果報告会

鹿児島大学が2016〜2019年度に文部科学省特別経費で実行した薩南諸島の生物多様性研究の成果の発表会を以下のように行いました。当日は国際島嶼教育研究センター奄美分室と徳之島虹の会とSkypeで中継しました。

世界自然遺産を目指す奄美群島の生物多様性は世界的にも注目されて来ていますが、未解決な課題も多くあります。そこで鹿児島大学では奄美市などの協力を得て2016〜2019年度に文部科学省特別経費等により奄美群島を中心として薩南諸島の生物多様性を研究し、それに基づく教育を進めてまいりました。今回は4年間の成果をまとめ、今後どのように進めるべきかを議論するためのシンポジウムを企画しました。


【日 時】2020年2月2日(日)13:00~17:30
【場 所】鹿児島大学理学部2号館2階220号室(鹿児島市郡元1-21-24)

13:00開会にあたって
 岩井 久(理事)
13:104年間を振り返って
 鈴木英治(島嶼研)
13:30植物班成果の概要
 遠城道雄(農学部)
徳之島天然林の群落構造
 鵜川 信(農学部)
13:55動物班成果の概要
 坂巻祥孝(農学部)
奄美大島における夜間の林道利用がアマミノクロウサギに与える影響
 鈴木真理子・藤田志歩・井上英治・伊藤圭子
14:20水圏班成果の概要
 山本智子(水産学部)
奄美群島の海辺に生息する環形動物
 田中正敦・佐藤正典(理学部)
14:45人文班成果の概要
 渡辺芳郎(法文学部)
この4年間で明らかとなりつつある先史時代の奄美・沖縄諸島
 高宮広土(島嶼研)
奄美大島のエコツーリズムに関する近年の取り組み
 宋 多情(島嶼研)
15:20休憩
15:30国際基準で選ばれる奄美の自然の世界的重要性
 名取洋司(国際教養大学)
16:00薩南諸島の生物地理学的な特徴と保全上の重要性
 久保田康裕(琉球大学)
16:30今後の展望
 河合 渓(島嶼研)
16:45総合討議
 
 司会:宮本旬子(理学部)
 

【お問い合わせ】
 鹿児島大学国際島嶼教育研究センター
 電話:099-285-7394
 E-MAIL: shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp

<ポスターpdf>


以下のメディアでシンポジウムの様子が紹介されました