文部科学省特別経費プロジェクト

薩南諸島の生物多様性とその保全に関する教育研究拠点整備

[2018.3.10]

平成29年度鹿児島大学生物多様性シンポジウム「奄美の植物と世界自然遺産」

鹿児島大学「薩南諸島の生物多様性とその保全に関する教育研究拠点整備」プロジェクトが主催で生物多様性シンポジウム「奄美の植物と世界自然遺産」を開催しました。

奄美群島は動植物ともに多くの固有種が生育している地域です。その中でも、奄美大島と徳之島は、照葉樹林の大きな森が多くの固有種を含む独特の生態系や島の人々の暮らしを支えてきました。また、やんばる地域や西表島とともに今年6月の世界自然遺産登録を目指している地域でもあります。そこで、奄美の植物と森林生態系について理解を深め、登録後の保護の取組や環境教育、エコツーリズム等について考える場として、本シンポジウムを企画しました。

【日 時】平成30年3月3日(土)13:00~16:50(12:30会場)
【場 所】奄美市AiAiひろば 2階

13:00開会挨拶
島 秀典(鹿児島大学・総務担当理事)
13:05奄美大島における世界遺産登録後の保全と利用の課題
吉田 正人(筑波大学大学院世界遺産専攻・教授)
13:40徳之島の植物・森林の保全と活用~地域住民の取組み~
美延睦美(NPO法人徳之島虹の会)
14:00奄美の植生:世界自然遺産推薦地内での固有性と共通性
米田 健(鹿児島大学・名誉教授)
13:35―休憩―
14:50鳥と虫から見た奄美の森について
鳥飼久裕(奄美野鳥の会・会長)
15:10奄美群島の植物相調査と最近の研究動向
宮本旬子(鹿児島大学理工学研究科・教授)
15:45世界自然遺産登録の現状と見通し
星野一昭(鹿児島大学かごしまCOCセンター・特任教授)
16:20―休憩―
16:25総合討論

<ポスターpdf>

以下のメディアでシンポジウムの様子が紹介されました