ミクロネシア地域における自然・社会環境と
人々の生活に関する調査 |
| 平成24年度 目的・メンバー・調査内容 |
・目的・メンバー・調査内容 ・調査結果 ・写真集
目的
ミクロネシア地域ではグローバリゼーションや気候変動の影響を受け、伝統的な社会の崩壊とともに自然・社会環境が悪化している。本地域の島嶼国は環海性・隔絶性・狭小性・分散性という地理的環境としての困難性を抱え、脆弱な経済からの脱却は容易なことではない。しかし、人々は先進諸国の政策に翻弄されながらも、誇りを持っていきてきており、その生活の多様性は尊重されるべきである。本研究の目的は、ミクロネシア地域における自然・社会環境の変化がどのように個人の生活に影響しているのかを明らかにするとともに、この地域の生活改善策の提言を行う。
メンバー・調査内容
・野田伸一（国際島嶼教育研究センター）
NODA Shinichi (Professor, Kagoshima University)
Survey of Mosquito Habitats on Pingelap Atoll and Piis Island
・長嶋俊介（国際島嶼教育研究センター）
NAGASHIMA Shunsuke (Professor, Kagoshima University)
Research on the Improvement Efforts by the Public Sector about Health Care,
Public Sanitation and Waste Management
・仲谷英夫（理工学研究科）
NAKAYA Hideo (Professor, Kagoshima University)
Geological Environments of the Chuuk (Truk) Islands
・川西基博 （教育学部）
KAWANISHI Motohiro (Associate Professor, Kagoshima University)
Ecological Character and Species Diversity of Vegetation on the Chuuk
and Pohnpei states
・西村 知（法文学部）
NISHIMURA Satoru (Professor, Kagoshima University)
Household Survey on Land Use and Rural Economy
・小谷知也（水産学部）
KOTANI Tomonari (Associate Professor, Kagoshima University)
Investigation of fishery resources in islands of Federated States of
Micronesia and fundamental survey to investigate the possibilities of aquaculture
and stock enhancement for those resources
・Hafiz Ur Rehman（理工学研究科）
REHMAN Hafiz (Lecturer, Kagoshima University)
Petrological and geochemical investigation of the volcanic rocks of
the Truk Island
・河合渓（国際島嶼教育研究センター）
KAWAI Kei (Professor, Kagoshima University)
Shell Colour Polymorphism in Populations of the Intertidal Gastropod
Nerita plicata
・山本宗立（国際島嶼教育研究センター）
YAMAMOTO Sota (Associate Professor, Kagoshima University)
Food Survey on Pingelap Atoll and Piis Islands
調査地・期間
調査地：ミクロネシア連邦ポンペイ州（ピンゲラップ環礁）およびチューク州（ウェノ島・ピス島・ロマヌム島・トノアス島）
調査期間：平成24年8月5日〜9月6日
（以下の競争的資金の一部を使用して研究調査をおこないました）
「ミクロネシア連邦でのデング熱媒介蚊の分布調査と予防対策のための地域社会調査」（科学研究費基盤C、平成22〜24年度、代表者：野田伸一）
「ミクロネシアの小島における社会関係資本連携型のデング熱対策実践」（科学研究費基盤B、平成24〜26年度、代表者：長嶋俊介）
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