Challenge of Integrated Disciplinary Research
-Natural Resources Use by People in the Pacific Islands-
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日時:平成27年2月7日(土) 13:00 –
会場:総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室
参加費:無料 |
・案内ページ ・当日の様子
平成27年2月7日(土)に国際シンポジウム『Challenge of Integrated Disciplinary Research-Natural Resources Use by People in the Pacific Islands-』が開催されました。
●要旨
人と自然の共存・共生は人類の永遠のテーマである。それは我々人類が自然環境において誕生・進化し、そして自然環境に強く依存した生活をしているためである。それに加え、人類はさまざまな文明を発展させ、それに伴う資源利用や自然環境の利用も常に変化してきていることが大きな理由である。
鹿児島大学の研究グループは、他分野の研究を融合させる「学融的研究」という視点から「人と自然の関係」について太平洋島嶼国フィジーにおいて三期にわたって研究を行ってきた。第一期は、「人と自然の共生」をキーワードにし、人々の資源利用について「学融的」に調査を行った。第二期は、村落の生活様式を貨幣経済の浸透度の差により分類し「人と自然の連動システム」について統計解析を用いモデル化を行った。そして、第三期は、生態系サービスについてのプロジェクトを開始し、産業上重要種である二枚貝の生態系における機能的重要性を指摘し、村内の伝統的制度と国内・国際的制度の現状との関係を解明した。
今回のシンポジウムでは太平洋島嶼国の研究者を招き、太平洋の島々の人々の現状を見つめながら、鹿児島大学の研究者が今までの研究の総括を行ったのち「人と自然の関係」を「学融的」に研究を推進するときの課題と問題点を指摘し、今後の太平洋島嶼を中心とした「人と自然の在り方」について考えていきたい。
●プログラム (シンポジウムは英語で行います)
開会 司会:Mousourakis, G. (鹿児島大学)
趣旨説明:河合 渓 (鹿児島大学)
基調講演1
「Integrated Coastal Management Initiative in Gau Island, Fiji: The
Activities
and the Interesting Lessons Learned」
●Veitayaki, J. (南太平洋大学・フィジー)
基調講演2
「Re-examining the Rural Economy in the Pacific Islands: Accounting for Natural
Resource Use by Women in Coastal Communities」
●Bidesi, V. (南太平洋大学・フィジー)
報告1
「Factors Influencing the Natural Resource Use in Semi Self-sufficient
Communities」
●西村 知 (鹿児島大学)
報告2
「The Change and Challenges of Resource Management System in Fiji」
●鳥居享司 (鹿児島大学)
報告3
「Comparison of Fisheries Management in Fiji」
●Kitolelei J. (鹿児島大学)
報告4
「Comparison of Dietary Habit for Fijian Local People Using Stable
Isotope Ratio」
●小針 統 (鹿児島大学)
報告5
「Bivalve Resources Use by Local People in Fiji」
●河合 渓 (鹿児島大学)
総合討論:全参加者
●当日の様子
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会場の風景
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司会のMousourakis先生
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基調講演1をされたVeitayaki先生
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基調講演2をされたBidesi先生
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報告1西村 知先生
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報告2鳥居享司先生
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報告3Kitolelei氏
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報告4小針 統先生
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報告5河合 渓先生
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国際島嶼学会会長のBaldacchino先生がコメント
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懇親会の様子 |
●問い合わせ先
鹿児島大学国際島嶼教育研究センター 〒890-8580 鹿児島市郡元1-21-24
電話099-285-7394 FAX099-285-6197 E-mail: shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp |