国際島嶼教育研究センター
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環礁域の環境変動
Environmental change in atoll region

科学研究費基盤研究(c)成果報告(平成18年度)
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環礁域の環境変動: 国際共同研究による拠点形成

 現在、グローバリゼーションや気候変動に代表される多くの地球環境問題などが原因で地球規模での自然環境や社会経済システムに大きな変化が起こっている。一方、人類を含む生物はさまざまな環境に生息することが可能であるが、外部の環境変動に最も敏感に影響を受ける場所は島嶼環境である。

 太平洋には多くの島嶼域が存在し様々な自然環境が存在するとともに、多種多様な人々が生活を行っている。その中でも太平洋に点在する環礁はその形成過程から島の高さが数mの島々である。現在地球温暖化に伴い海面水位の上昇が報告されると共に将来の一層の上昇が懸念されており、この現象は環礁の水没の可能性を増大させ自然環境や人々の生活環境に大きな影響を与えている。これらの現象は環礁域に生活する人だけの問題でなく、人類全体の行動の結果であり、人類全体が対処しないといけない問題である。

 我々はこのような現状を正確に把握しこの現状を世界に情報発信をすることで世界レベルでの共通認識を持ち、今後の人類のあるべき姿を考える必要がある。





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